作業実績をQRで記録する:工程ごとに現品票をかざして、いつ通ったかを残す
工程が終わるたびに日報へ品番・数量・時刻を書き、あとで事務所がExcelに打ち直している現場は多くあります。QRデジなら、現品票をかざして工程をボタンで選ぶだけで、品物の中身と読んだ日時が1行に残ります。
この記事の結論
- 工程が終わったところで現品票のQRをかざすと、品番・数量・ロットと読んだ日時が1行に残ります。工程・担当者はボタンで選び、良品数・不良数はその場で打ちます
- 同じ票を工程ごとに読めば、工程の数だけ行が増え、いつどの工程を通ったかが1つの表に並びます
- かかった時間や工程ごとの合計は、アプリでは計算しません。出力したExcelで求めます
作業実績の記録で困りやすいこと
- 書き写しの手間:日報に書いた品番・数量・時刻を、事務所でもう一度Excelに打ち込んでいる
- 時刻があいまい:あとからまとめて書くと、実際に終わった時刻とずれてしまいます
- 書き方がそろわない:工程の名前や担当者の書き方が人によって違い、集計しにくくなります
QRで作業実績を残す考え方
現品票のQRには、品番・数量・ロットが入っています。工程が終わったところでその現品票をかざせば、品物の中身と読んだ日時が1行に残ります。工程の名前や担当者は、読むたびにボタンで選ぶ形にすると書き方がそろいます。
| 残したい項目 | どう入れるか |
|---|---|
| 品番・数量・ロット | 現品票のQRから |
| 終わった日時 | 列の名前を「読取日時」にしておくと、読んだ日時が入る |
| 工程・担当者 | 読むたびに選択肢から選ぶ(切断・曲げ・溶接 など) |
| 良品数・不良数 | 読むたびに手入力(数字だけの欄にできる) |
例:1枚の現品票が、工程ごとの行になるまで
例:同じ現品票を、切断と溶接のあとに1回ずつ読んだとき
QRの中身(読むとこの文字が出ます)GR-3301A,50,L2610-07
| 読取日時 | 品番 | 数量 | ロット | 工程 | 担当者 | 良品数 | 不良数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026/10/14 09:10 | GR-3301A | 50 | L2610-07 | 切断 | 佐藤 | 50 | 0 |
| 2026/10/14 14:45 | GR-3301A | 50 | L2610-07 | 溶接 | 高橋 | 49 | 1 |
品番・数量・ロットはQRから、読取日時は読んだ時刻から自動で入ります。工程と担当者はボタンで選び、良品数と不良数は読んだ直後にスマホで打ちます。
うちの現場はどれ?票の形ごとの進め方
| 現場の状況 | かざすもの | おすすめの進め方 |
|---|---|---|
| QR付きの現品票が品物と流れる | 現品票 | 工程の終わりにその票をかざす。上の例のとおりです |
| 製造指示票にQRがある | 製造指示票 | 指示票を工程から工程へ持ち回り、終わるたびにかざす |
| 票にQRが無い | 自分で作ったQR | 品番・ロットを入れたQRを作って票に貼る。作り方はQRラベルの作り方へ |
| 工程どうしが離れている | — | 工程ごとにスマホを1台置く。1契約でスマホ5台まで使えます |
QRデジで作業実績を記録する手順
- 現品票を登録する管理用のアカウントで、設定の「読み取りフォーマット」から「+ 読み取りフォーマットを追加」を押し、「カメラで見本を読み取る」で現品票のQRを1枚読んで保存します。
- 作業実績の表の形を作る出てくるExcelの形(出力フォーマット)に「読取日時」の列と、工程・担当者・良品数・不良数の列を足します。工程と担当者は「入れる値」で「読むたびに選択肢から選ぶ」を選んで選択肢を並べ、良品数と不良数は読むたびに手入力にします。読み取りフォーマットの編集画面の「出力フォーマットを選ぶ」で、この出力フォーマットを選んでおきます(選んでいないと、読むときに選択肢のボタンが出ません)。
- 工程が終わったらかざす読取ページで「カメラを開く」を押して現品票をかざし、出てきた工程と担当者のボタンを押して、数を打ちます。「連続読取」(はじめの読み方)では、入れ終わるまで次のQRを読まないので、入れ忘れに気づけます。
- まとめてExcelで出すデータページで一覧を確かめ、いつものExcelの形で出力します。一覧に2日以上の行があるときは、「今日の分」で、その日の実績だけに絞って見られます。

記録を続けるためのコツ
- 選ぶ項目は少なく:毎回選ぶ項目は少ないほど、現場の手が止まりません
- 二度読みの注意が毎回出るとき:1台のスマホで同じ票を工程ごとに読むと、二度読みの注意が出ます。工程ごとに読むのが決まった使い方なら、注意の帯の「このフォーマットでは出さない」で、そのスマホでは止められます。本当の二度読みは、データページの「重複のうたがい」の印で見つけられます
- 着手と完了を分けたいとき:着手・完了を選択肢にして、始めと終わりに1回ずつかざします。2行は別々の記録で、アプリが組にすることはありません。かかった時間は、出したExcelで2行の日時を引き算して求めます
よくある質問
- 作業者の名札のQRと、現品票のQRを1行にまとめられますか?
- できません。1回かざすと1行の記録になります。担当者は、読むたびに選択肢から選ぶ形で残してください。
- かかった時間を自動で計算できますか?
- アプリの中では計算しません。着手と完了の2行を残しておき、出したExcelで日時の差を計算します。
- 電波の届かない工場の奥でも使えますか?
- 使えます。圏外でも読み取りは続けられ、通信のある場所でQRデジを開くと、まとめて送られます。読んだ日時は、かざしたときの時刻で残ります。
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